乾麺そばには様々な種類があります

乾麺そばの種類

生そばにもいろいろな種類があるように乾麺そばにも色々な種類があります。ここでは乾麺そばの種類をまとめたみました。

十割そば・二八そば(蕎麦粉の配合割合)

まずは蕎麦粉の配合割合で分けられた蕎麦。蕎麦粉と小麦粉(塩・他)の割合になります。蕎麦粉のみで作られたのが「十割そば」。蕎麦粉が8割だと「二八そば(八割そば)」と言われています。
他にも9割や5割など様々。割合が少ないと蕎麦粉が10%などもあります。

蕎麦粉が多いほどボソボソとした食感で蕎麦の風味が強くなります。蕎麦粉が多いとくっつきやすくなるので茹でる時は気を使わなければいけないのも特徴。自分の好きな蕎麦粉の割合を見つけると好みの蕎麦に出会う確率が高くなりそうです。

蕎麦粉の割合の記載がない乾麺そばも多いですが「原材料」は使用した原材料に占める重量の割合の高いものから順に記載されているので「蕎麦粉・小麦粉」と書いてあれば蕎麦粉が5割以上。「小麦粉・蕎麦粉」と書いてあれば蕎麦粉が5割以下ということになります。

田舎そば

「田舎そば」は太めの黒っぽい色をしたパンチのあるそば。そば殻をつけたままのそば粉を使用するので黒くなります。 そばの風味は強いですが、そば殻も挽き込むためエグ味が強くなってしまう傾向にあります。

更科そば

「更科そば」の特徴は白く細い蕎麦になります。「一番粉」と呼ばれるそばの実を挽き一番最初に出てくる胚乳の中心部分のみを集めたものを使用しています。「一番粉」は色のついた甘皮が混ざらないため白いそばが出来上がります。そばらしい風味は少ないですが、のど越しの良い食感です。

へぎそば

「へぎそば」とは新潟県魚沼地方発祥の蕎麦。つなぎに「布海苔(ふのり)」という海藻を使っている。「へぎ」というのは1口分ずつを分けて盛られることなので乾麺では「へぎそば」と名乗らず「布海苔入り」等と表記しているものもある。独特の風味と強いコシとツルツル食感が特徴です。

茶そば

「茶そば」とはそば粉に抹茶を練りこんで打ったそば。お茶の風味があるけど蕎麦の風味は強くないものが多い。静岡県の郷土そばとしてが有名ですが、山口県ではこの茶そばにと具材を熱した瓦の上にもる「瓦そば」がある。

山芋・とろろ入りそば

「山芋・とろろ入りそば」の蕎麦は多く販売されている。一般的な商品で「山芋・とろろ入り」と謡わない商品も多い。山芋入りなのでヌルっとした食感になる。

食塩不使用

蕎麦の多くは「小麦粉・蕎麦粉・食塩」で作られているが健康を気づかい「食塩不使用」の蕎麦も販売されている。食塩がないぶん間の抜けた味になることが多いが、蕎麦の風味をダイレクトに味わえる良さもある。

変わり種そば

蕎麦に変わった食材を入れている蕎麦もまれにあります。「梅・さくら・よもぎ・もずく」などなど。独特な蕎麦が多いので好き嫌いが別れる蕎麦が多い。当たり外れが激しい。